所在地●滋賀県東近江市中野町649
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Posted by 滋賀咲くブログ at

2015年11月16日

見学体験会7回終了

おうみ市民放射能測定所プレオープンイベント「測定見学体験会」第7回目。
長浜、彦根、日野、安土、近江八幡から1名ずつお越しくださって5名で、某100円ショップで売られていた家庭菜園用の土を測定しました。

この土は袋に「バーク堆肥も汚泥も不使用」と書かれてあるので、こういう土がどう作られているのかということから話し始めて、食品以外での放射能の拡散~土や建築資材などの心配~産廃やゴミ問題・・・について話そうと思っていたのですが、やめて、被災者支援のとりくみとしての市民放射能測定所の必要性について話しました。

福島の原発事故で放出したセシウムは137と134の2種類あります。
セシウム137は半減期が30年で、原子が放射線を出しながら崩壊していって30年かけて半分の量に、また30年かけてその半分の量に、という減りかたをします。セシウム134は半減期が2年で、2年で半分の量に、また2年でその半分の量になります。
というわけで、セシウム134の半減期が短いので、福島の原発事故由来の134がだんだん少なくなってきています。

福島の原発事故由来の放射能汚染なのか、それ以前の核実験などによる放射能汚染なのかは、セシウム134があるか無いかで判別します。

いま流通している食品や今の環境を放射能測定して、福島の原発事故由来の放射能が滋賀県にどう持ち込まれているのかをデータにすることが、後々この福島の原発事故の被害を立証するための資料となり、被災者の支援や救済につながります。

国は証拠を隠蔽してしまうので、市民放射能測定所がデータを持たなくてはいけません。
セシウム134がだんだん少なくなってしまうので、いま急いで測定しなければ、福島の原発事故の被害の実態がこのまま国にわからなくうやむやにされてしまいます。

(加納)  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 19:20Comments(0)開所準備

2015年11月14日

見学体験会6回終了

一昨日は、おうみ市民放射能測定所プレオープンイベントの測定見学体験会、第5回目でした。
農薬や化学肥料を使わず野菜を生産されてる3人の農家さん、ゆたかマン(東近江)村上さん(新海浜)小林さん(大中)と、稲枝青楽団の馬場さんに来ていただいて、某大手メーカーの育苗培土と、ゆたかマンの畑の土を測定しながら、肥料など資材の汚染、土から作物への放射能の移行、福島以前の核実験などによる放射能汚染やその他のさまざまな環境汚染、などなどお喋りしました。

見学体験会の6回目。今日は、野洲からと甲賀からと近江八幡から、皆さん小さなお子さん連れでいらしてくださいました。
昆布が気になるので測りたいとのことで持ってきていただいた韓国産昆布を測定しながら、放射能のことやそれ以外のこと多岐にわたって様々に質問をいただいたり話題に上ったりしたので、過去6回の見学会のうちで今日がいちばんたくさんお喋りしました。ありがたいです。

福島の原発事故以前から空も空気も土も環境はさまざまに汚染してきて、福島の原発から放出され続けている放射能も無くなりはしないので、汚染した環境で生きていくより仕方がないのではないかというご意見をいただきました。
それでも、こうして小さなお子さんのいるお母さん方と多く接していると、その子たちがこれから生きていく未来があるわけで、それがどんな環境であってもその環境なりに生きてはいくと思うけれども、だから少しでもマシな未来を見せてあげたいと思うのです。生まれてくる子どもたちにとっては未来には希望だけが広がっているのだから。

未来を育てていくためには、知ることから始めなくてはいけないと思います。私たちがいま暮らしている滋賀県の現在の環境がどうであるかを市民の手でデータ化して知ることで、守るべきものや気をつけるべきことがわかります。

オスプレイを使った日米合同の軍事演習が、沖縄以外で日本で初めて行われたのは、滋賀県です。
他にも滋賀県は、放射能汚染した木質チップが琵琶湖岸に不法投棄されているのが見つかってそのまま1年も放置されたままになっていました。

京都にも大阪にも兵庫にも奈良にも三重にも市民放射能測定所があるのに、滋賀県にはありませんでした。これは他府県民の方が滋賀県民よりも、食品の放射能汚染に関心を持つ人が多かったということだと思います。
だから日米合同軍事演習も、放射性廃棄物の不法投棄も、滋賀県で行われたのだと私は思います。

滋賀県で暮らす未来を守っていくのは私たちひとりひとりです。誰も守ってくれません。まして行政が守ってくれるわけがありません。

さて、今日の見学体験会が済んで今は、甲賀のお母さんからお預かりした幼稚園の砂場の砂を測定中です。

(加納)  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 17:39Comments(0)開所準備

2015年11月11日

見学体験会4回終了

おうみ市民放射能測定所プレオープンイベント「測定見学体験会」第3回目は、近江八幡のお母さんたちに参加していただいて、お母さんたちがふだんよく使っている小麦粉(福岡のメーカーの薄力粉)を測定しました。
ちびっ子たちが退屈するので中断しながら長丁場の見学会だったので、小麦粉の他に、宮城県産ひらめ(再測定)と永源寺きのこ菌床(再測定)も測りました。

第4回目は、信楽の育児サークルのお母さん方や大津のお母さんに来ていただいて、信楽の無農薬ほうじ茶を測定しました。

さまざまな環境汚染のうちのひとつとしての放射能汚染という捉え方をすることで、放射能汚染や被曝ということも添加物や化学調味料や遺伝子組み換えや農薬などと共通する「食」の問題として考えられたりお喋りできるようになるといいなあ、というようなことをそれぞれのお母さん方とお話しました。

(加納)  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 07:41Comments(0)開所準備

2015年11月01日

見学体験会2回終了

おうみ市民放射能測定所プレオープンイベント「測定見学体験会」の初回は、お子さんが飲む牛乳が気になるというお母さんが、煮詰めて濃縮させた牛乳を持ってきてくださったので、測定しました。
初回だったこともあり要領よくお話ができず、放射線の種類や性質だとかの説明に時間を割きすぎてしまい、わかりにくかったのではと反省。

見学体験会2回目の今日は、某メーカーの玄米フレークを測りました。
東日本から滋賀に来られた方や、ネットで情報をご覧になった小さなお子さん連れのお父さんお母さんもいらしてくださり、スーパーで買い物するときなど食べ物をどう選んだらよいのかとか、給食はどうなのかとか、多くの方が感じているだろう不安をみんなで話したりもしました。

そんなふうに測定することを通じて、集まってそれぞれの不安やそれに対する対策や思いを話していける場にしていきたいと、改めて思いました。

(加納)  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 21:09Comments(0)開所準備

2015年10月27日

見学体験会

見学体験会、定員に達した日もあり。
ありがたや。

10/30(金)空きあります
11/1(日)受付終了
11/6(金)受付終了
11/10(火)受付終了
11/12(木)受付終了
11/14(土)受付終了
11/16(月)空きあります
11/18(水)空きあります
上記以外の日程はまだ空きがあります。(10/27現在)

当初は「お母さん向け」「食べもの出店者さん向け」「農家さん向け」みたいなかんじに対象を分けて開催して、それぞれにちがう知りたいことや関心事についてお互いにお喋りしあう会を考えていましたが、それよりも間口を広げてすべての曜日に開催した方が、来たいと思ってくれている人により多く来てもらいやすいのではと思い直して、こういうかたちで開催することにしました。

放射能のことは国にわからなくされて心配することないと思わされて目を向けないようにされていて、影響についても未知な部分が多くて、それでいて広く暮らしに根付いてさまざまに関わってくることなので、人それぞれに価値観や考え方もいろいろです。

だから、少しでも関心を持っている人たちがお互いにお喋りしていくことを、みんながさまざまなかたちで始めていかなくてはと思っています。

(加納)
  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 14:51Comments(0)開所準備

2015年10月20日

測定見学体験会を開催します!(各回定員5名/要お申し込み)

「放射能測定・見学体験会」

ヨウ化ナトリウムシンチレーターでの放射能測定のようすを見学していただく会を、計8回開催します。
すべての曜日に開催するので、ご都合よい日程にぜひお越しください!(各回定員5名/要ご予約)

ご興味をお持ちの方どなたでも(会員さんでなくても)ご参加いただけます。
測定したい検体のお持ち込みのご相談も歓迎です。

10/30(金)
11/1(日)
11/6(金)
11/10(火)
11/12(木)
11/14(土)
11/16(月)
1118(水)

各回、定員5名
時間:13:00~15:00
料金:入会 or カンパ

会場:おうみ市民放射能測定所
(近江八幡市鷹飼町1559-2 しがまる生活協同組合 内)

ご予約:oumi_hakaru@yahoo.co.jp
当日連絡先:08014421470(加納)


測定所の場所は、近江八幡駅から徒歩5分ほど。ホテルニューオウミの筋を折れて居酒屋「割勘」が目印です。


加納

  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 21:52Comments(0)開所準備

2015年10月03日

開所日

おうみ市民測定所の開所日が決まりました!
11月29日(日)に、開所式を行ないます。マルシェも開催の予定です!
詳細は決まり次第お知らせします。
どうぞみなさま、測定所ってどんなところ?とお気軽に遊びに来てくださいね。

いよいよ開所日も決まり、測定研修を続けています。
先日はホームセンターで売られている土をいろいろ測ってみました。
今日は、食材いろいろを測っています。

しかし放射線測定とはなんと微妙で繊細な作業でしょう。
昔むかしに学校で習ったことも、意外と役に立つときがくるものです。ほんと意外。まだまだ勉強しなくちゃ。


【測定所はカンパと会員さんの会費と今後の測定料で、ボランティア有志が運営します。
まだまだ資金が不足しています。
滋賀の、私たちの食と暮らしを一緒に考えていくために、どうぞみなさまのご支援ご協力をお願いいたします】










  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 16:31Comments(0)開所準備

2015年09月28日

研修の様子

京都の「くっすんらぼ」さんが昨日の測定研修の様子をブログに書いてくださいました。

http://blogs.yahoo.co.jp/taiitiro_kusumoto/26956101.html

鬼がいっぱい⁈(^◇^)


ご指摘いただいた、湿気がこもることについて、我らが重鎮S氏はぬかりなく、測定器を入れた箱の底に隙間を開けてありました!
なのでそこから風をとおし、水の置き方を変え、再度確認したところ問題となるほどの値の変化はなく、このまま測定を続けられそうです。

やはり自分たちだけでは気づかないことだらけですが、少しずつでも良くしていきたいです。

遠いところをみなさまありがとうございました!
これからもよろしくお願いします。  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 08:49Comments(0)開所準備

2015年09月27日

いよいよ測定研修開始

今日は京都測定所の方々にお越しいただき、いよいよ測定研修が始まりました。

使用したのは
白米、米ぬか、豆、畑の土。

マリネリ容器にぎゅうぎゅうと詰めます。



どれも不検出でした。ほっ。

天然核種の見極め、検出不検出の考え方、検体の詰め方、測定の手順、汚染の防護、などなどなどなど、身につけることは山ほどあることがしっかりわかりました。
測定の実際についてはまーだまだ、???な感じですが、これから数をこなすしか道はありません。

いままで、あくまでも消費する側でしかとらえられなかった「安心」「安全」が、測定する側から見るとまるで違う視点があるのだなあと感じました。

なにをもって「安心」「安全」と言うのか。
しくみを知り、理解があってこそ手に入れられる「安心」というものの形が少しだけ見えた気がしました。ほんの少しですが(^_^;)。気のせいかもですが(^_^;)。

そんなかんじで、測定所はぼちぼちと動き出しています。

毎日の食べ物、子どもたちが食べるもの、触れるものは特に、自分たちで確かめておきたい。
そんな思いに共感してくださる方は、ぜひ、会員さんになっていただき、一緒に確かめていきましょう。
そして測定してみたい方、ぜひ一緒に測定しましょう!
知ることは、おもしろいですよ〜。

(宮本)












  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 22:06Comments(0)開所準備

2015年09月15日

測定器の環境設定

お久しぶりの更新です。
大雨の被害、地震、噴火、そして安保法制…落ち着かない日々が続いていますね。
自分の考えをもち腰を据えて、ある程度の覚悟をもって、先のことを考えていかなければいけないと感じています。


そんななか、おうみ市民放射能測定所は少しずつですが開所に向かっています。

先日は、食品の測定時に自然放射線の影響をできるだけ受けないよう、測定器の周囲に大量の水を置いたり、鉛を置いたりしました。

まずはこの状態から


この四角い箱の中に測定器が入っています。

この箱は測定所の重鎮S氏のお手製!
まわりに鉛のシートを貼っています。

ここに

このようにペットボトルを詰め込み
(田中会長が水を入れては詰め入れては詰め!続いてA氏が詰めては入れ詰めては入れ!)

完成!


目標としていた数値まで自然放射線の影響を抑えることができました!

ちなみに総重量はたぶん500kg越えかと…

メンバーで建築関係のW氏は(床がもつか)かなり心配そうでしたが、床下をじっくり観察した結果、まあなんとか大丈夫じゃないか(^_^;)という結論に。

さあ、測定できるまであと15時間にまでこぎつけました。
15時間は、環境の基本のデータを取る作業にかかる時間。
3時間ずつの測定を5回しなければならないので15時間!

3時間おきにタイマーをかけて夜通し測定という、まるで赤ちゃん授乳期のような夜を過ごすか、何日かに分けて分担するか。さてさて。
リミットは迫っています。がんばります。

(宮本)






  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 14:47Comments(0)開所準備