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2015年11月14日

見学体験会6回終了

一昨日は、おうみ市民放射能測定所プレオープンイベントの測定見学体験会、第5回目でした。
農薬や化学肥料を使わず野菜を生産されてる3人の農家さん、ゆたかマン(東近江)村上さん(新海浜)小林さん(大中)と、稲枝青楽団の馬場さんに来ていただいて、某大手メーカーの育苗培土と、ゆたかマンの畑の土を測定しながら、肥料など資材の汚染、土から作物への放射能の移行、福島以前の核実験などによる放射能汚染やその他のさまざまな環境汚染、などなどお喋りしました。

見学体験会の6回目。今日は、野洲からと甲賀からと近江八幡から、皆さん小さなお子さん連れでいらしてくださいました。
昆布が気になるので測りたいとのことで持ってきていただいた韓国産昆布を測定しながら、放射能のことやそれ以外のこと多岐にわたって様々に質問をいただいたり話題に上ったりしたので、過去6回の見学会のうちで今日がいちばんたくさんお喋りしました。ありがたいです。

福島の原発事故以前から空も空気も土も環境はさまざまに汚染してきて、福島の原発から放出され続けている放射能も無くなりはしないので、汚染した環境で生きていくより仕方がないのではないかというご意見をいただきました。
それでも、こうして小さなお子さんのいるお母さん方と多く接していると、その子たちがこれから生きていく未来があるわけで、それがどんな環境であってもその環境なりに生きてはいくと思うけれども、だから少しでもマシな未来を見せてあげたいと思うのです。生まれてくる子どもたちにとっては未来には希望だけが広がっているのだから。

未来を育てていくためには、知ることから始めなくてはいけないと思います。私たちがいま暮らしている滋賀県の現在の環境がどうであるかを市民の手でデータ化して知ることで、守るべきものや気をつけるべきことがわかります。

オスプレイを使った日米合同の軍事演習が、沖縄以外で日本で初めて行われたのは、滋賀県です。
他にも滋賀県は、放射能汚染した木質チップが琵琶湖岸に不法投棄されているのが見つかってそのまま1年も放置されたままになっていました。

京都にも大阪にも兵庫にも奈良にも三重にも市民放射能測定所があるのに、滋賀県にはありませんでした。これは他府県民の方が滋賀県民よりも、食品の放射能汚染に関心を持つ人が多かったということだと思います。
だから日米合同軍事演習も、放射性廃棄物の不法投棄も、滋賀県で行われたのだと私は思います。

滋賀県で暮らす未来を守っていくのは私たちひとりひとりです。誰も守ってくれません。まして行政が守ってくれるわけがありません。

さて、今日の見学体験会が済んで今は、甲賀のお母さんからお預かりした幼稚園の砂場の砂を測定中です。

(加納)

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Posted by おうみ市民放射能測定所 at 17:39│Comments(0)開所準備
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