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Posted by 滋賀咲くブログ at

2018年01月30日

琵琶湖産イサザ

イサザを、ヨウ化ナトリウムシンチレーターとゲルマニウム半導体検出器と両方で測定しました。

イサザは、琵琶湖固有種のハゼで、昼間は沖合いの水深30メートル以深にいて、夜は浅瀬に浮上して水生昆虫やプランクトンを捕食するそうです。

結果は、シンチレーターでは下限値1.35Bq/kgで、ゲルマニウム半導体検出器では下限値0.2Bq/kgで、Cs137不検出でした。





琵琶湖の魚を測定したいです。
半世紀にわたる核実験などに由来するCs137が、琵琶湖の湖底にはどのくらい堆積しているのかを、今後のために知っておきたいのです。

湖底に棲むナマズや、大きめな湖魚も測定したいです。湖底の泥も測定できます。
検体の提供、大大大歓迎です!!
ご相談ください。






イサザを焦がさないように火を通してから干しました。このように、測定できる状態に処理をしてから測定します。

(カノウ)
  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 17:28Comments(0)測定日誌

2017年10月19日

宮崎県産クスノキのアロマチップを測定しました。

宮崎県産クスノキのアロマチップを測定しました。
結果は、セシウム137、134、ともに不検出でした。(検出とありますが自然放射性核種の誤検出です)

以前にホームセンターで売られていた国産サクラ(産地不明)の燻製用チップを当測定所で測定して、セシウム137が検出されました。
原材料が国産針葉樹(産地不明)の猫のトイレ材からもセシウム137が検出されました。
この半世紀に行われた核実験由来その他のセシウム137が、土や木や、きのこ類やナッツやベリーなどから検出される場合があると思います。
知ることで、無駄な被曝を避けられます。
測定の依頼やご相談をお待ちしています。




(加納)  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 09:00Comments(0)測定日誌

2017年10月13日

校庭の土をゲルマでクロスチェックしました。

先日おうみ市民放射能測定所のヨウ化ナトリウムシンチレーターで測定して、セシウム137も134も不検出だった東近江市某小学校のグラウンドの土を、ゲルマニウム半導体検出器でクロスチェックしてもらった測定結果が返ってきました。

ゲルマニウム半導体検出器での測定結果も、セシウム137も134も不検出でした。

私が知りたかったのは、グラウンドの土(真砂土)からどんなガンマ線が出ているのかでした。
真砂土は花崗岩が風化してできた土なので、自然放射線のガンマ線のどんなものがどのくらい検出されるのかなあと見てみたくてクロスチェックに出しました。
結果は、まあ普通でした。




(カノウ)  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 09:00Comments(0)測定日誌

2017年09月26日

小学校のグラウンドと畑の土

検体の持ち込みがあり、東近江市の某小学校のグラウンドの土と畑の土を測定しました。
結果はどちらも、セシウム137、134、ともに不検出でした。(測定結果に検出とありますが自然放射線の誤検出です)

(カノウ)




  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 11:40Comments(0)測定日誌

2017年09月12日

グラウンドの土

検体の持ち込みがあり、東近江市某小学校のグラウンドの土を測定しました。
結果は、セシウム137、セシウム134ともに不検出でした。添付画像にある数値は自然放射線核種の誤検出です。
(加納)




  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 12:30Comments(0)測定日誌

2017年08月05日

土のこと、続きの続きの続きの続き。

おうみ市民放射能測定所にあるヨウ化ナトリウムシンチレーターという放射能測定器も、もっと精密に測定できるゲルマニウム半導体検出器という機械も、ガンマ線という種類の放射線しか測定できません。

アルファ線やベータ線という種類の放射線は、測定がむずかしくて民間ではなかなか測定できるところがありません。

おうみ市民放射能測定所の機械では、セシウム137とセシウム134という2種類のセシウムが出すガンマ線だけを測定しています。

セシウム137は半減期(総量が半分になる期間)が30年で、ストロンチウム90は29年で、半減期がどちらもほぼ同じです。

東電福島原発事故由来の放射能汚染もこの半世紀の核実験由来の放射能汚染も、セシウム137が検出されたらそこにはストロンチウム90もあります。
ストロンチウム90はガンマ線ではなくてベータ線を出すので、おうみ市民放射能測定所の機械では測れませんが、セシウム137を測ることでストロンチウム90があることがわかります。

セシウムはガンマ線を出して、ガンマ線というのはまっすぐ遠くまで飛ぶので、測定容器に入れた検体から飛んできたガンマ線がヨウ化ナトリウムに当たって反応するのを検出するのが、おうみ市民放射能測定所にある機械のしくみです。

セシウムの出すガンマ線は遠くまで飛びますが、ストロンチウムの出すベータ線は半径1ミリくらいの範囲にしか飛びません。

ストロンチウム90は半減期29年で崩壊してベータ線を出してイットリウム90というものに変わります。イットリウム90の半減期は64時間で、またベータ線を出して崩壊します。なので、ストロンチウムの被曝というのは体内の半径1ミリのピンポイントがベータ線に2回も被曝してしまうのです。

そういったかんじで、土に含まれている天然放射性核種は、自然界にあるウラン238という核種が永い永い年月をかけて鉛206という安定した核種に変化していく間に、何度も何度もアルファ線やベータ線やガンマ線を出します。

カリウム40は半減期が13億年で、崩壊するとカルシウムになり安定します。
カリウム以外の天然放射性核種は、安定した核種になるまでに何度も何度も崩壊を繰り返してそのたびに放射線を出します。
それが、カリウムと他の天然放射性核種とのちがいで、土の天然放射性核種について注意する点はそこです。

*****

8/10(木)に
「子どもの遊び場の土のお話し会/堆積する放射能汚染~滋賀県の場合」
を開催します。
11:00~13:00
@でこ姉妹舎(東近江市中野町649)
ランチ代1080円+カンパ
定員10名(お子さま不可)
要ご予約(駐車場の場所はお申し込みいただいた際にご案内いたします)

*****

8/13(日)~8/31(木)
おうみ市民放射能測定所、休みます。

(カノウ)  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 13:36Comments(0)測定日誌

2017年08月02日

土のこと、続きの続きの続き。

先日、お客さんと土の話をしていたら、近所に学校があってグラウンドの土埃が舞うという話を聞いて、私は今までグラウンドの土ってずっと動かずにあるものだとイメージしてたので、土埃などで目減りする度に新しい土を補充していると知って、それがどのような土なのか気になりました。

調べたら、学校のグラウンドに使われているのは真砂土という、花崗岩が風化してできた土で、花崗岩なので産地は西日本が多いようです。花崗岩だから天然放射性核種が多そうです。

グラウンドの土を採取して測定したいと思い、お子さんのいるお客さんに聞いたらそのお子さんが通う学校のグラウンドは土ではなく芝生なのだそうで、学校のグラウンドが土ばかりじゃないことも初耳で新鮮で、人工芝の発ガン性(廃タイヤなどが原料で炭素微粒子やベンゼンなどが含まれる)は知っていたけど、その学校は天然芝だそうなので調べたら、芝生の生産地は、つくば市が日本一で次いで静岡県の富士山麓だそうで、東電福島原発事故由来の汚染があるかもしれません。

土のグラウンドも芝生のグラウンドもそれぞれに気になる点があり、どれがよいとか悪いとか言い切れないけれど、たとえば私たちも学校で体育の授業や部活動で、天然放射性核種に加えて核実験由来の放射性核種も含むグラウンドの土埃にまみれて育ってきての今このカラダなわけで、影響がないと思えばないのかもしれないのです。

(グラウンドの土も芝生も測定してみたいです。)

東電福島原発事故の放射能汚染を、日本政府が食べて応援だとか瓦礫の広域処理だとかで薄めて日本全土に拡げたこととまったく同じことが、この半世紀、世界中で行われてきているわけです。
核実験を繰り広げて、化学合成物質を撒き散らして、まんべんなく世界中を汚染させて、影響をわからなくしてしまう。同じです。

この放射性物質や化学合成物質にあふれつづける環境は誰にとっても未知の世界で、何をいつどんな環境でどのくらい摂取したのか人それぞれだから、影響のあらわれ方も人それぞれで、だから治療法もありません。

呼吸したり皮膚から吸収したりして、放射性物質や化学合成物質を摂取しつづけて、人それぞれの限界量までカラダが取り込んでしまったら、アレルギー症状だとか化学物質過敏症みたいなことになる場合もあるのだろうと思います。

放射性物質や化学合成物質をまったく摂取しない生活というのは不可能だけど、なるべく摂取しないように心掛けて生活することは、私たちが半世紀にわたって繰り返してきた過ちを子どもたちの未来に引き継がないために唯一できることだと思います。

(カノウ)  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 22:04Comments(0)測定日誌

2017年07月29日

その判断は各自ですることで正解などない。

測定しました出ましたでは伝わらない。これくらいなら大丈夫ですこれは危険ですと言わなければ人には伝えらないのかもしれない。でも放射能の影響にしきい値はないのでこれくらいならという基準などない。そんな数値を気にしていたら食べられる物がない子どもを遊ばせられないと言う人もあるけど、その判断は各自ですることで正解などない。
選択するために学ぶ、ということを私は私自身に言い続けています。
発信など私にはできません。話したいと思ってくれる人と話をするだけです。

結局やはり人は見たいようにしか見ようとしないのです。聞かれた限りは言葉を尽くして伝えようと、したところで伝わらないのです。
だからせめて、責任までもを押しつけることだけはやめてもらいたいです。
でもそのことに自覚がなければそれも仕方がないと思うしかなく、すり減ります。消耗します。

(カノウ)  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 06:17Comments(0)測定日誌

2017年07月27日

土のこと、続きの続き。

一昨年、おうみ市民放射能測定所を始めて勉強のために食品をいろいろ測ってみて、流通している食品からはなかなかセシウムが検出されることは無いのだなあ、この簡易の測定器で検出できるほどはっきりした汚染のあるものはあまり流通していないのだろうなあと思っていたところに、コメリで売られていた家庭菜園用の土から東電福島原発事故由来のセシウムが検出されたことと、近所の山の土から核実験由来のセシウムが検出されたことで、土の放射能汚染は身近なことなのだと知りました。

それで、庭の土や子どもの遊び場の土を測定したい、滋賀のジビエを測定したい、滋賀の山菜を測定したい、琵琶湖の魚を測定したい、薪ストーブの灰を測定したい、松葉を測定したい、などなどをこの2年近く私は常に呼び掛けていました。無料測定キャンペーンも幾度かしましたが、検体の持ち込みは常にゼロ件でした。
おしどりさんの講演会のときにも私は土のことを話したし、土のお話し会を催そうとしたことも今回が初めてではありません。

愛東の山の土から核実験由来のセシウムが13ベクレルほど検出されました、家の蔵にあった古い火鉢の灰から23ベクレルほど検出されました、と書いても、それが安全なのか危険なのかを人は判断できないのかもしれないことを、今回のことで知りました。

測定していてもしも1ベクレル検出される食品があったら、私はとても驚くと思います。ところが土や灰だと、13ベクレルとか23ベクレルという数値が検出されるわけです。これは単純に、こわいと感じました。
そしてもうひとつ。土を測定すると様々な自然放射線がたくさん検出されます。カリウム以外の自然放射線には被曝するわけだから、このたくさんの自然放射線は人体にどう影響するのだろうと気になって調べたら、核実験や化学合成物質の影響も想像するようになりました。

明日に予定していた土のお話し会は、お申し込みがゼロ件のため開催を中止します。
私がお話ししようと思っていたことは、ひとつ前の投稿と上記の投稿に書いたようなことです。  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 14:55Comments(0)測定日誌

2017年07月27日

土のこと、続き。

現代の様々な疾患の原因の一つに複合汚染を考えるとするなら、食品や身の回りの化学物質や添加物による害を気にかけるのと同じように、環境中にある放射線について学び知ることで、子どもの無駄な被曝を避ける/減らすことはできると思います。

環境中にある放射線のこと。
例えば自然放射線については、井戸水は汲んで一日おいてから使うというのには理由があるのだし、むかしよりも建物の気密性が高くなり大気中のラドンガスによる被曝量が増えていることは実証済みです。

1950年代以降の半世紀に2000回以上の核実験が行われて、それによる人工の放射性核種が地球上に堆積しています。
同じ頃から食品添加物など化学合成物質が広く使われはじめました。
これらの影響を受けて、私たちの暮らすこの環境は、1940年代以前の環境とは大きく違うのだろうと思います。

私たちがおかれている環境のことを知り、各自で判断し選択してゆくことが、子どもたちの未来を守ることだと私は思います。

知らないで過ごすのではなくて、身近なことに目を向けて考えること。

とりあえず、今までに世界中で行われた核実験の全貌を、このyoutubeの動画でご覧になってみてください。
爆発の規模もわかる動画なので、ヒロシマやナガサキよりもデカい核爆発が太平洋上やあちこちでボコボコあって、私たちは親の代から知らずに大量被曝していたのだろうことが想像できます。




(カノウ)
  
Posted by おうみ市民放射能測定所 at 01:49Comments(0)測定日誌